★ ★ ★
薄っすらと目を開けると、目の前には白銀の世界が広がっていた。辺り一面は真っ白な雪が降り積もり、今もまた分厚い雪雲から、シンシンと雪が降り続いている。
「……っ」
その光景を見て、直ぐにこれがクリエイトの仕業だと言う事に気がついた。
「あいつ……!」
あの時、私たちの目の前にはエアの姿があった。
何十年、何百年振りにエアの姿を見た私は、直ぐに彼女の側に駆け寄りたかった。駆け寄って、思い切り抱きしめてやりたかった。
しかしあの場に現れたエアは、私たちに声をかけるどころか、邪険な目で見てきた。
一体なぜ、彼女がそんな目で私たちを見てきたのかは分からない。それはブラッドの側に居た私たちへ対する威嚇なのか、それとも嫉妬による物なのか。
少なくとも彼女は私たちの事を『邪魔』だと思ったに違いない。
私たちが知っている彼女は、決してそんな目で人を見るような事はなかった。いつもニコニコしていてお日様のように明るく、無邪気な笑顔を浮かべていたエアは、私にとって太陽みたいな存在だった。
初めて『私』と言う存在を認めてくれた彼女は、私の凍てついた心を溶かして解放してくれた。
「さぁ、一緒に行きましょう、サファイア。私たちにとって、あなたは必要なのですから」
その言葉を思い出した時、こちらをじっと見てきている複数の視線に気がついた。
「あぁ……そうだったな」
ここは私が最も思い入れある場所だった。
そう内心で思っていると、私を囲むように数人の兎人族が姿を現した。グルグルと喉奥で鳴きながら、目を血ばらせてよだれをダラダラと垂らしている。
徐々に私との距離を縮め、血走った眼光を見張った時、兎人族の一人が私に襲いかかった。
薄っすらと目を開けると、目の前には白銀の世界が広がっていた。辺り一面は真っ白な雪が降り積もり、今もまた分厚い雪雲から、シンシンと雪が降り続いている。
「……っ」
その光景を見て、直ぐにこれがクリエイトの仕業だと言う事に気がついた。
「あいつ……!」
あの時、私たちの目の前にはエアの姿があった。
何十年、何百年振りにエアの姿を見た私は、直ぐに彼女の側に駆け寄りたかった。駆け寄って、思い切り抱きしめてやりたかった。
しかしあの場に現れたエアは、私たちに声をかけるどころか、邪険な目で見てきた。
一体なぜ、彼女がそんな目で私たちを見てきたのかは分からない。それはブラッドの側に居た私たちへ対する威嚇なのか、それとも嫉妬による物なのか。
少なくとも彼女は私たちの事を『邪魔』だと思ったに違いない。
私たちが知っている彼女は、決してそんな目で人を見るような事はなかった。いつもニコニコしていてお日様のように明るく、無邪気な笑顔を浮かべていたエアは、私にとって太陽みたいな存在だった。
初めて『私』と言う存在を認めてくれた彼女は、私の凍てついた心を溶かして解放してくれた。
「さぁ、一緒に行きましょう、サファイア。私たちにとって、あなたは必要なのですから」
その言葉を思い出した時、こちらをじっと見てきている複数の視線に気がついた。
「あぁ……そうだったな」
ここは私が最も思い入れある場所だった。
そう内心で思っていると、私を囲むように数人の兎人族が姿を現した。グルグルと喉奥で鳴きながら、目を血ばらせてよだれをダラダラと垂らしている。
徐々に私との距離を縮め、血走った眼光を見張った時、兎人族の一人が私に襲いかかった。



