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彼の安否確認












「さてと、片付けるか」




寝てる心音さんには毛布をかけてあげて、2階に降りてきた私達。




「結構余ってるね~」




机の上には心音さんが飲んだビール6本の空き缶とまだ残っている食べ物の数々。


けれど、陽葵さんの奥さんから頂いた唐揚げだけは綺麗に食べきられていた。


ほんと美味しかったからな~あれ。




「残り物はこれに詰めて持って帰るか」


「そうだね、捨てるのもったいないし」




心音さんが作ったデザートも結構な量残っていたけれど、持って帰るにしては多過ぎるから余った分は事務所の冷蔵庫に置いておく事に。


甘い物好きの蒼空さんは嬉しそうに欲しい分だけタッパーに詰めてたけどね。




「………よし。」




片付けも終わったし、心音さんの様子でも見に行こうかな。



(起こさないように………)



ゆっくりと階段を登って三階に行けば、スースーと寝息をたてて寝る心音さんがいて、ちょっと安心する。



(寝てる…良かった…)



かけてあげた毛布が寝相で動いてしまったのか、ほぼかかっていない状態だったからかけ直してあげる。