「ユキ、ちょっとスマホ取って」 「……」 「……どうしたの?」 濡れた手をタオルで拭きながら頼むと、それよりも先にユキは私のスマホを持ち、画面を見て固まっていた。 その手からスマホを抜き取る。 メッセージの送信者は同僚のさくらで、飲み会の誘い。 ……今回は上司も一緒か、それなら断れないな。 軽いため息を吐き返信しようとした時、スマホが手から抜き取られた。 「……これ、男の人もいる飲み会?」 「……へ」