イヅナは木々の間をすり抜けるように走り、チラリと後ろを見る。ツヤが「逃げるな、クソガキ!」と言いながら走ってきていた。以前のイヅナなら、「すみません!!」と言いながら泣いていただろう。しかし、今は余裕の笑みを浮かべることができる。
イヅナは勢いよく振り向くと、すぐに薙刀を振り下ろす。ツヤは驚いた様子を見せたがすぐに避け、「何のつもりだ」と言いながらイヅナの間合いに入ろうとする。イヅナはそれを薙刀で阻止し、懐からあるものを取り出す。それは小さな赤いボールだ。ギルベルトがイヅナのために作ってくれたものである。
薙刀でツヤに攻撃をしながらイヅナは手にしっかりとボールを握る。ツヤはそのボールを見て目を見開く。そしてツヤがボールを警戒してイヅナから一旦離れようとした刹那、あとを追ってきたレオナードとヴィンセントが姿を見せる。
「えいっ!」
ヴィンセントとレオナードが手に持っていたボールを投げる。ツヤは二人の投げたボールを地面を蹴って避けたものの、イヅナの投げたボールが当たってしまった。刹那、ボールがパカリと開き、中から勢いよく鎖が飛び出してツヤの体に巻き付く。
イヅナは勢いよく振り向くと、すぐに薙刀を振り下ろす。ツヤは驚いた様子を見せたがすぐに避け、「何のつもりだ」と言いながらイヅナの間合いに入ろうとする。イヅナはそれを薙刀で阻止し、懐からあるものを取り出す。それは小さな赤いボールだ。ギルベルトがイヅナのために作ってくれたものである。
薙刀でツヤに攻撃をしながらイヅナは手にしっかりとボールを握る。ツヤはそのボールを見て目を見開く。そしてツヤがボールを警戒してイヅナから一旦離れようとした刹那、あとを追ってきたレオナードとヴィンセントが姿を見せる。
「えいっ!」
ヴィンセントとレオナードが手に持っていたボールを投げる。ツヤは二人の投げたボールを地面を蹴って避けたものの、イヅナの投げたボールが当たってしまった。刹那、ボールがパカリと開き、中から勢いよく鎖が飛び出してツヤの体に巻き付く。


