そんな、こっちからさらに敵に近づくなんて……。 岳にはなにか考えがあるんだろうか。 「もちろんおまえに拒否権はねぇから。断れば今ここで殺す」 岳は男性の頭に強く銃口を押し付け。 男性は「……わかった」と震える声で返事。 緊張感が漂って、私は岳になにも聞ける状態ではなく。 男性が案内をし出すから、そのあとについて行った。