約束の指にキスして。

『レオさんがこんなにカッコいい方だったなんて…素敵。』

コーヒーを注ぐレオさんを見ながら、百合ちゃんが隣でうっとりと呟く。

最初に出会った男の人は《wish.》を設立した、いわば店主のレオさんであり、私たちはレオさんのオフィスの一室に招かれていた。
モデル並みの長身とスタイルを華麗に動かしながら、アタシ達の前にコーヒーを置くレオさん。

知っているはずだ。

この人なら…

桔平がココに来たのなら。