わがままシュガー



『一生恨む』

『別に、絶対なんでも受け入れるわけじゃない』

『胡散臭い』

『その顔でそれ聞かれるのも違和感すごいな』

『酔っ払いに重要な話されたところでね』



思ったことをすぐ、返している気がする。

自信が付いた?いや、そういうわけじゃない。

人が信じられるようになった?それも違うだろう。



「三人とも、正直だから」



佐藤も鞠も緑も、ストレートだから。

話し合える間柄だから、話を押し付けないから、少し黙って考えてラグが出来ても、ちゃんと聞いてくれる安心感があるから。



「つまりぃ、あーしらの作戦勝ちなわぁけ。だけどぉ」



こつんと、空になった缶を机に置いた佐藤が、机に頬杖をついて上目遣いでこちらを見上げる。



「そぉんな可愛く素直になってっちゃった女の子を、いっちばん近くで見ててぇ」



じっと、その瞳に見つめられると、吸い込まれるように、目が離せなくなった。



「そぉれで満足する男がどこの世界にいるの?っていう?」



スッと目を細めて、伸ばされる手。

私の指先に触れる指は、今日も温かい。

アルコールの影響もあるだろうけれど、やけに熱く感じた。



「もっと欲しくなっちゃうに決まってんじゃん」



指先が、肌をゆるりと撫でる。



「もっと自分だけ見てほしいって思うじゃん」