わがままシュガー



もう体は冷やしたくないので、ベッドの上に座ってしまったけれど、佐藤は寒くないだろうか?

まぁ、そこに座ったのならそこでいいんだろう。



「佐藤から見て、私は変わった?」



昼間の緑の言葉を思い出して、何気なく佐藤に尋ねる。



「え?んー、だいぶ心開いて来たとは思うけどぉ」



ということは、佐藤から見た私にもなにか変化が見えているということで。



「心……閉じてたつもりは、別になかったんだけど」

「じゃー無意識?和香は一線引いててなかなか馴染んでくれなかったから、マリリンと色々試してたんだよぉ?」

「色々?」

「とりま放課後飲み会とかー、だべり女子会とかー、ほんと和香、警戒心強いからぁ、片っ端から予定突っ込んで解していっちゃおー!!って」




……なるほど。

これまで放課後や休日まで振り回されてきた理由がなんとなく判明したみたいだ。

私のため、なるほど。



といいつつも自分たちが騒ぎたかったのも間違いないのだろう。



「和香ちゃんはぁ〜」

「ん?」

「本当は怖がりさん、なんだもーんね」



佐藤の言葉に、一瞬何を言われたのかと思考が止まる。

けれど、別に今更、隠すことでもないか、と酒の入った袋の中に手を伸ばす。