「え!!まさかそれでマリには電話くれないのぉ!?」
「マリモは余計なことしゃべりすぎて話が進まないんでしょう」
それなら緑に連絡するのでもいいと思うけれど……。
そうは思うも、今は少しだけ、私に連絡が来る理由がわかる気がする。
佐藤の言葉だし、本当にそうなのかは、わからないけれど……。
観覧車での言葉が本当なら……佐藤が、私を選んでいる可能性は……。
「和香」
ぽん、と頭に手を置かれて、顔を見上げる。
気付けば図書館棟の前にいた佐藤が私たちの方まで来ていたようだ。
「なーんの話してたのぉ?みどりん」
「佐藤がエロい話」
「はぁ?」
「言っとくけど、マリモが言い出したんだからね」
隠すこともなく暴露してしまう緑に、意味の解らなそうな顔をする佐藤。
まぁ、急に言われたらそうなるよね。
「はぁん、つまりあーしがちょーいけてるレディーだからってことね!!」
「佐藤、別にイケてないよ」
「酷くない和香ぁ!?」
フフッと私は笑みを漏らす。
やっぱり、この四人でいる時間が好き。



