「友達であることに変わりないしね」
拒否されるとは思っていない、けれど話すことに抵抗はあるようで。
私はまたペットボトルに口を付けて一口含み、言葉の続きを待った。
「でもさぁ、よく考えてみて?俺今ハーレムってことじゃん」
「すごい今更じゃない?何言ってんの?」
「いや、ギャルの格好してるから目立たないだけで俺ハーレムの中にいるんだわ。これは絶対呆れられるかいじられる。みどりん辺りに」
「あのメンバー集めたの、自分のくせに?」
「そう、自分が蒔いた種なんだけどさ」
そんなことを話しながら、頭を抱える佐藤。
佐藤は自分の為の友達集めをしてきてなかったからなぁ。
「じゃあ、佐藤が男探して来れば?三人くらい」
「何それ合コンみたい」
「佐藤自身の友達は、つくらないの?……って言っても、女装してることを話せるような相手がいれば、だけど」
「うぅん……そんないい奴身近にホイホイいねぇんだよねぇ……」
「佐藤なら人を見る目あるんだから、メンバーが増えても誰も反対なんてしないでしょ」
このメンバーに男を増やす、となると、心配なのは緑のことだけれど。
あの子は男に厳しい所があるから。



