BLACK KINGDOM -夜明けまで、熱く愛して-


凄まじい。
幹部の影響力がこれほどとは……。

ちらり、盗み見た開吏くんのほうもすごかった。


「開吏くん!よかったらライン交換してほしいなあ」

「ええっ!オレこんな可愛い子の連絡先もらっちゃっていいんですか? やった〜絶対連絡しますねっ」


わ、わたしに対する態度と違いすぎる……!

そこにいるのはまぎれもないわんこ系男子だ。


喧騒に紛れて、わたしはいそいそと自分の席についた。

これじゃあ、いつもより授業どころじゃなくなりそう。


一緒に来たのが間違いだったな。
先生ごめんなさい……。

頭の中で謝ったときだった。

キーンコーン……と古びたチャイムが鳴ったかと思えば。


「はい静粛に静粛に〜! うちのQUEENがちゃんと授業をきけるように、ここからは誰一人として喋んないでね?」


とつぜん、冽くんがそんなことを言う。


「ちゃあんと自分の席について、一言も発しちゃだめ〜。スマホはカバンの中。教科書とノートを開いて、みんなで授業の雰囲気をつくろうね?」