BLACK KINGDOM -夜明けまで、熱く愛して-


冽くんの視線が、わたしの太ももあたりに下りてきた。


「どこが? ふつうじゃん」

「んな、短いよどう見ても」


「黒帝の女の子たちはみんなそんなもんでしょ〜。たしかに幾分短い気もしないでもないけど〜僕としてはありがたいし」

「冽くんの意見は聞いてないよお」


そして相手もわたしの意見なんか聞かず。

ぐいっと腕を引かれ。



「そらそら、行くよ〜ん。るーちゃんのクラス見るの楽しみ楽しみ!」

「え、えええ〜ちょっと待、ほんとにこのスカートむり、短い!」

「モブ子先輩のスカートの中とか誰も興味ないんで大丈夫でーす」



気づけばふたりに両脇を挟まれた状態で、部屋をあとにしていた。