BLACK KINGDOM -夜明けまで、熱く愛して-


「そーいったことは他の女の子でお願いします〜……ほんとに」


本気で訴えるものの、にこにことかわされて終わり。


「てか僕、部屋に入る前に盗み聞きしてたんだけど、開吏〜どうしちゃったの? いつもは女の子スマートに口説いて、3秒で流れにもっていくくせに〜。るーちゃん相手に手こずりすぎてて笑っちゃったよ」

「っな、〜〜っ、そんなこと言うなら冽君もこいつ口説いてみてよ、ぜったい無理だから」


「こらこら、仮にもQUEENをこいつ呼ばわりしないの。余裕失っちゃって、開吏らしくな〜い」

「うざ! つーかこんな可愛くないモブ女端っから口説く気なかったし!」


怒りからか、顔を赤く染めた開吏くん。

この情緒の移り変わり様、やっぱりジェットコースター。


「はは、開吏ってば、普段はきゅるんきゅるんのワンコ系弟キャラで通ってるのにね〜。台無し」

きゅるんきゅるんのわんこ系弟!?

嘘だ。どう見ても獰猛でおっかない野獣系でしょ……。