──BLACK KINGDOM
参ノ席・JACK、今屋敷 冽くんの……ご登場である。
目が合った瞬間、きのうの出来事が鮮やかにフラッシュバックした。
「わたし、もうクスリ飲みたくないです……」
「あはは、第一声がそれ〜? るーちゃんてほんとおもしろいね。昨日はごめんごめん、怒んないで?」
「あんなのいきなり飲ませられて怒らないほうがすごいと思う、んです、けど」
「え〜。今までの女の子たちはみんな喜んで飲んでたけどなあ? 体が敏感になって、もっと気持ちよくなれるからって」
「んえ、そっ……」
顔面全体が熱を持つ。
ほら〜ほらね!
すぐ平気でそういうことを言うのが、もう……!
「理性さえ剥ぎ取れば、るーちゃんとあーんなコトやこーんなコトがいっぱいできるのにね……?」
ふわふわミルクブラウンの髪。甘いフェイスにゆるい口調。
それらに似合わない発言をするから困ったもの。



