BLACK KINGDOM -夜明けまで、熱く愛して-


わたしのいつものスカート丈は、膝上3センチ。

これでも短い方だと思っているのだけど、用意された替えの制服ときたら。



「股下0センチ!」

「大げさだな」


「大げさじゃないよ、……正確には股下3、4センチくらいあるかもだけど、ちょっとでも揺れたら見える」

「そういうつくりなんだよ、黙って着てろ」


「むり、こんなの着るくらいだったら自分の着る…… 制服なら1日洗わなくてもいける、夏じゃないし───」


なんて文句は、最後まで聞いてもらうことができず。

直後──目の前の扉が開いた。



「!?!?!?」


突然のことに頭がフリーズして、ぱちぱち瞬きを繰り返すことしかできない。



「QUEENの制服ってのは他とは違うよーにできてんだよ。胸元の紋章とか、袖口のラインとか。あとリボンの留具の部分、本物のブラックダイヤだから失くすなよ」


なにやら丁寧に説明してくれるけど、それどころじゃない。


「あ……開けないでって言ったのに!」