BLACK KINGDOM -夜明けまで、熱く愛して-


一度脱いだものを着るのには抵抗があるし、選択肢はないも同然。

迷っていたって何か解決方法が出てくるわけもないので、ごくりと息をのんで透け透けのそれに身を通した。



「ううむ……着られている感がひどい」


やっぱりこの手の下着は、貧相な体には似合わないらしい。

本来大事な部分を守るためのもの。
露わにしては何の意味もないだろうに。


でもまあ、制服をどうせ着れば見えないし……。

と、スカートのファスナーを上げたところで、また異変に気づく。


ひ……え。


「あのお!千広くんちょっと〜……」


衝撃のあまり、奥の部屋にいるであろう彼に向けて声をあげてしまった。


「なんだ」

「開けないでっ、そこ開けないで聞いて」


「開けねーから早く言え」

「この制服、長さがおかしい。どう考えてもおかしいと思う」