BLACK KINGDOM -夜明けまで、熱く愛して-


「ああ、うん。わかりました……」

「替えの制服。棚の2段目開けたら入ってる」


ぶっきらぼうな声を最後に、千広くんの気配はなくなった。



──はあ、緊張したあ……。

無意識に呼吸を止めていた気がする。


ていうか、制服まで新しいものを用意してくれるなんてサービスいいなあ。


広いベッドに高級感溢れるお風呂。

“たかがQUEEN“という言い方の割には、かなり優遇されているように思う。


とはいえまだQUEENになって1日も経っていないんだからハッキリとは言えない。

これから超が付くほど酷い目に遭うかもしれな
いし……。

バスタオルを手に取り、のそのそと体を拭きながら今後のことを考える。



“今日の放課後はこういうわけにはいかないですよ“

“幹部を楽しませるのがQUEENの義務なんですから“

楽しませる……かあ。