BLACK KINGDOM -夜明けまで、熱く愛して-


思いのほかあっさり退いてくれてホッとする。



「シャワー室あっちです。着替えもまだおろしてないのがそろってたはずだからテキトーに使っていいですよ」

「あ、どうも……」

「その代わり。今日の放課後はこういうわけにはいかないですよ。幹部を楽しませるのがQUEENの義務なんですから」


そう言っていったんシャワー室まで案内してくれた開吏くん。

終わったら声かけてくださいという声を聞きながら、シャワー室の内側から鍵をかける。


………ひとまず、ひとりになれた……。


胸をなでおろして、おもむろに衣服に手を掛けた。

ブラウス、下着、……と順に外して。なにも身に纏わない状態になったときだった。



「あれっ、千広さん早かったっすね。お疲れ様です」

「………あやるは?」


──そんな声が聞こえてきたのは。