はっきりとした口調で告げられた。
そんなしつこく言わなくても
「わたしも、そう思う……」
「だけど昨日の夜、千広さんがモブ子先輩とふたりになりたがったのは事実……。思い出してくださいよ、ふたりで何してたのか」
「覚えてないの……ほんとに。正確には、どこまでが現実でどこからが夢なのかわからないっていうか……まあほぼ全部夢だと思うけど」
「夢? その夢ってヤツの中身を聞かせてもらいたいですね」
「も、もういいじゃんこの話は……っ。ていうかそもそも開吏くんは何しにきたの?わたしを質問攻めにするためにわざわざ来たのっ?」
千広くんに、誰にも触れられたことのない部分をなぞられて、甘い声で名前を呼ばれて、優しく抱きしめられる。
そんな夢、人に話せるわけない……!



