息の根を止める。
普通の人なら、言葉にして終わりのこのセリフ。
黒帝ではわけが違う。
殺すと言ったら本当に殺しかねない。そういう危うさが、此処には昔から存在する。
千広くんはどう思っているんだろう。
本当に裏切られたと思ってる?
息の根を止めたいと思うほど恨んでる?
「でも感情抜きにして、黒土絢人が抜けたのはBLACKとしてはかなりの痛手ですね。今の2年生……200᙭年生まれを帝区の裏組織の輩が“悪魔の世代”って呼んでるの知ってますか?」
「な、なにそれ……聞いたことない」
「恐ろしいほどの才能に恵まれた異端児が揃ってる世代って意味です」
ふう、と息を吐いて、開吏くんが続ける。



