BLACK KINGDOM -夜明けまで、熱く愛して-







朝が来るのがこんなに憂鬱だった日はない。


浅い眠りの中、なにか夢を見ていた気がするけれど思い出せなかった。



いっそ昨日の出来事も悪い夢だったと思いたい。



なんて言おう。

幹部のみんなに……、千広くんに……。



──言えるわけない。


QUEENの間はずっとここにいるって、約束したのに。



せめてヒナタちゃんには……と、おもむろにスマホを開けば、画面には一件のメッセージ通知が表示される。



『おは! ごめーん、今日生理痛ヒドイから学校休む(՞߹ - ߹՞)』


そんな。
最後の日なのに会えないなんて……。



それに対しての返信を打ってしまったところで指を止める。

転校のことを伝える文面を考えては消して、考えては消して。

結局、送信することはできなかった。