BLACK KINGDOM -夜明けまで、熱く愛して-


思い出したようにくつくつ笑われて、かあっと熱くなる。

褒められているのか貶されているのか。

どっちとも判別つかず、とりあえず「どうも……」と返事をすれば、さらに笑われた。



「“大事にしたいって思ってるよ。本当だよ” ……はは、漫画の名台詞みてえ」

「~っ、え、え! もしかして結局わたしをバカにしたかっただけ……だったり」


「あは、バレたか」

「なっ! こっちは真剣に聞いてたのに」


「真顔保つのしんどかった~、開吏もまんまと絆されちゃってかわいかったし。あー思い出したら笑える、笑いすぎて涙出そー……」



ついには手のひらで目元を覆ってしまった絹くん。

指の隙間から本当に涙が光って見えてびっくりする。



わ、わたしの行動、そんなにおかしかった……っ!?