「黒帝高校2年の安斉あやると申します。1ヶ月と短い期間ではありますがQUEENとして精一杯励みたいと思っております、どうぞよろしくお願いいたします」
深く頭を下げた。
仮とは言えど、わたしはQUEEN。
KINGである千広くんの顔に泥を塗るような真似だけは絶対にしたくない。
「安斉さんよろしくね。今日はあなたも来てくれたことだし、会議を早めに切り上げて宴会に移るよ。松葉君達と楽しんでいってくれ」
「っ、はい。お気遣いありがとうございます」
笑いかけられたのが気配で伝わり、ほっと息をつく。
「もうお一方はACEの伊織 絹くんだったかな」
「ご無沙汰しております。覚えていただき光栄です」
紫ウルフがお辞儀に合わせてさらりと揺れる。
やがて、わたしちは促されて席についた。



