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夜会と聞けば、なんとなく、ゴージャスなパーティーみたいなものを想像する。
男性はおしゃれなスーツ姿。
女性は華やかなドレス姿。
……という勝手なイメージ、なのだけど。
「あの……わたし制服でいいんですか、ね」
コソコソ話が終わったのを見計らって、そっと声を掛けてみれば。
「俺もこの下は制服」
千広くんは、アウターをひらりとはだけさせた。
「わ〜、ほんとだ。ほら、なんか、夜会っていったら、みんなスーツとかなのかなって……」
「大人はな。俺たちは制服での参加が義務付けられてる」
「へえ……。それって未成年と、そうじゃない人を区別するため、みたいな感じ?」
「いや。昔から、黒帝の意志を継ぐ者として、黒帝の校章の入った制服こそが一番相応しいとされている……。そういうしきたりだな」
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夜会と聞けば、なんとなく、ゴージャスなパーティーみたいなものを想像する。
男性はおしゃれなスーツ姿。
女性は華やかなドレス姿。
……という勝手なイメージ、なのだけど。
「あの……わたし制服でいいんですか、ね」
コソコソ話が終わったのを見計らって、そっと声を掛けてみれば。
「俺もこの下は制服」
千広くんは、アウターをひらりとはだけさせた。
「わ〜、ほんとだ。ほら、なんか、夜会っていったら、みんなスーツとかなのかなって……」
「大人はな。俺たちは制服での参加が義務付けられてる」
「へえ……。それって未成年と、そうじゃない人を区別するため、みたいな感じ?」
「いや。昔から、黒帝の意志を継ぐ者として、黒帝の校章の入った制服こそが一番相応しいとされている……。そういうしきたりだな」



