BLACK KINGDOM -夜明けまで、熱く愛して-


涙を拭おうとする手を掴んで引き寄せる。



「千広く、……ひゃ」


襟元の留め具を外した。するりとリボンを解いて、首元に唇を押し付ける。


「ん……っ」

「さっき、してほしいことあったらなんでも言ってね、って言ったな」

「……う、ん」

「じゃあ黙ってろ」


「やぁ……っ、ちひろくん、そこは」


体温を感じていたい。


「へえ、……お前ここ、弱いの」

「ひぁ……っ、ん」


甘い声を聞いていたい。


体重をかければ、細い体は素直にベッドに倒れていく。
少しだけ開かせた脚の内側をもう一度なぞると、柔らかい肌がびくりと揺れた。


「……ちひろくん、……っぅ……」


小さな手がシーツを握り締めている。

乱れた制服から、部屋に入ったときにつけた、赤い印が見えた。


「なんで……わたしばっかり…っ…? これじゃあ千広くん、ちっとも楽になんないよね……?」


返事はしない。代わりに、あやるの弱い部分に優しく触れてやる。


「やぁ…、だめっ……」