BLACK KINGDOM -夜明けまで、熱く愛して-


「仰る通りわたしは安い女だから、っ、その……」


好きな気持ちは、言えないと気づいた瞬間、涙に変わってしまう。

言葉を続けようとしても声が震えてもう無理だった。


これ以上泣いたら絶対面倒くさいと思われるよね。

QUEENなんだから、KINGに迷惑かけないようにしなきゃいけないのに……。



この部屋にはもういたくない……。

おもむろに腰をあげようとしたときだった。



「誰でもいいとかやめろ。お前は安い女じゃねえから言ってるんだ。……似合わねぇよ」


わたしの肩に、うなだれるようにして頭を乗せた千広くんが、低くかすれた声で呟いたのは。


あまりの驚きに息を止めたまましばらく動けず。


「興味あるなら俺が教えてやる」


耳元で響くから……くらくら、して。


「気持ちよくなりたいだけなら俺でもいいだろ」