すべて秋くんの支配下


「は……え、は」

「元カレとのときは、よく一緒に帰ったりデートしたりえろいこともやってたくせに、俺相手だといつも遠慮気味でほんとに付き合ってんのか?って感じだしフツーに傷ついてたんだよ」



傷ついてた?
秋くんが?



「やっぱ本気で好かれてるわけじゃねーなってわかってたけど、ときどき俺から誘ったりすると嬉しそうにするから、勘違いしそうになんのね。言いたいことわかるか?」



ばく、ばく……ゆっくりだった心臓が激しくなっていく。


元カレと付き合っていたとき、週に3.4回は会ってて、傍から見れば、よく一緒にいたと思われてもおかしくないと思う。


相手は百戦錬磨の遊び人で、女の子の扱いにも慣れてたから、けっこう強引にされたり、……とかはあったけど



「さ、さいごまではしてない……もん」



ようやく出たひとこと目がこれって、自分でもおかしいと思うけど

秋くんの誤解を一刻もはやく解きたかった一心で……。