すべて秋くんの支配下


「まじでムカついたけど、うららちゃんからの告白を断るのも無理だった。たとえ2番手でも。言ったろ、魔が差したって」


「?……うん」


「大好きな元カレと別れて、たった1日しか経ってない女。どー考えても最悪だろ、最悪だったのに魔が差したんだ、好きだったから」



秋くんは喋るとき、わたしみたいに、いちいち言葉に詰まったりしない。


なんでもかんでも容赦なくすらすら喋って、「遠慮」なんて言葉はたぶん知らないんだと思う。



情報が次から次へと。早すぎて処理しきれないの、ジェットコースターから見る景色みたいにびゅん!と流れていくから。



だから、秋くんがとんでもない爆弾発言をしたとき。

─────気づくのに、時間がかかる。