すべて秋くんの支配下


「俺がうららちゃんに告白されたの、うららちゃんと“元カレ”が別れた次の日だっただろ」



とつぜん話し出すから、涙が引っ込んだ。


ていうか秋くんどうしてここに。
教室で別れてから、どれくらい長い時間が経ったと思ってるの。


かなり遅れて、いろんな疑問が湧いてくる。



「あんとき俺、靴箱に手紙入れて告るくらい、“元カレ”のことすげー好きだったくせに、あっさり俺に乗り換えかよ、ふざけんなって思った」

「っ、え……」


「俺のことどんだけ軽く見てんだよって思ったんだよ。元カレのこと忘れるためなら、容赦ねえ利用の仕方すんだなこの女って」

「ちがっ、利用しようとしたわけじゃなくて、」


「うざい、いったん俺の話聞け」



たしなめるような言い方も、秋くんだから嫌いじゃない。