すべて秋くんの支配下



『うおーっ、うららチャンほんとにいたー!!』


裏門にやって来たのは、秋くんひとりじゃなかった。


いや──────正確には、先陣を切ってやってきたのは別の男の子で。

後ろからぞろぞろと着いてきた取り巻きメンバーの中に、秋くんがいた。という感じだった。



『いやまさかあの手紙がホンモノとは思わないじゃん! いたずらだろ〜なと思ってみんな連れてきたら、ほんとにうららチャンいるしさ! オレこんなうれし〜告白の仕方されたの初めてだし……やばい、なんか本気で照れる』


『……え、?』



秋くんじゃないその男の子の言葉に、戸惑うしかなく。



『うららチャン、タイミングいいわ。もしかしてオレが先週フリーになったの知ってた? 前からうららチャン可愛いな〜って思ってたんだよね、オレぜったい大事にする』