画面越しのあなたの笑声。 「好きだよ」 気づけばそう呟いていた。 でもどこまでも現実は遠くて。 声を聞くたびに寂しくなる。 「ちゃんと会えるよ」 そう返すあなたの笑顔に、私は隠れて泣いた。 「好きだよ」 「ありがと」 例えそれは私が望んだ答えじゃなくても、あなたの笑顔に、私は落ちてゆく。