知らない人とすれ違うぐらいなら大丈夫になっていた頃


校内がざわついていた


琉生くんに聞くと文化祭があると言っていた


4人はその文化際の準備に行かないと行けないらしく、久しぶりに1人の図書室


前は普通だったのに、少しだけ寂しいと感じてしまう


「つっかれたー。やっと終わった」


「理事長も人使い荒いよねー」


「授業出るの免除してくれてんだから、仕方ないだろ」


「沙恵(サエ)さんには感謝しないと」

4人が入ってくる


「みんなお疲れさま」

うん?


「紗恵さんって?」


「あー。妃奈には言ってなかった。俺の親、理事長してんの」

親?琉生くんの?


「そそ。紗恵さんのおかげで、僕らが授業出なくても良いようにしてくれたの」


「俺が言っても聞かねーのに、奏のことは聞くんだよなー」

ふふ。さすがな奏くん


「私がここで授業出来てるのも理事長さんのおかげ?」


「そうかもね」

そう言って私の頭を撫でる奏くん


「そっか。感謝しないとだね」