むり、とまんない。



「ねっ、ねっ、やばいでしょ!?
元気出たでしょ!?」


「げ、元気が出たっていうよりは……」


昨日とか一昨日のこと思い出して、はずかしさ極まりない。


「ちなみにね、杏くんとか、crownのメンバーのも載ってるんだよ!」


「ひいぃぃーーーっ!!」


あまりに刺激が強いそれに、慌ててバシッと雑誌を閉じて遠ざける。


遥をはじめとしてみんな高校生なのに、なんっなのこの色気は!?

もういろいろはずかしすぎて人前じゃ見られない……っ!!


「シャツはだけ祭り開催中よ!」


なにそれ!?


「あたしはこれ、5冊買ったから、持ち歩く用と保存用と飾る用と……」


ご、5冊も買ったのあーちゃん……。


どうやら一つは切り抜きにして額縁に入れるらしいけど、部屋に入ってきた親に見られたら死ぬ……。


ちらりと見えたけど、crownのメンバーの写真は遥たちのよりもやばかった。


不知火くんも思ってないだろうな。

まさかあーちゃんが額縁に入れて部屋に飾ってる、なんて。


「じゃあ、コレ見てがんばんなさい!
月曜日報告よろ!健闘を祈る!」


「あっ、ちょっ、あーちゃん!?」


雑誌だけ渡されても……!!

なにか袋ちょうだいよ!

なんて言うのも束の間に、あーちゃんはスキップで帰っていってしまった。


カバンには入らないし、アイスの棒も買っちゃったし、これから新しくなにか物を買う予定もない。


仕方ない……。

このまま持って帰ろう……。