「けっこう、余裕ある感じ? なら……」 「んっ、や……っ、」 「ここも、さわるよ」 今度は太ももの内側。 そしてまた、そこに口づけられて。 『ほんっとに、むり。 ぜんぶがかわいい』 熱い息をはきながら、きゅうっと目を細めて笑う遥。 プラス、そこを満足そうになぞられたら、今度は体の奥底が甘く疼いて。 なに、これ……っ。 初めての感覚に、頭がぼーっとして、視界が歪む。 「はる、か……っ」 「ん、なに?」 「もっ、む、り……っ」 体がいうことを効かなくなって、全身から力がぬける。