むり、とまんない。

***


「じゃあ、寝ようか」


「な、なんで私の部屋に来るの!?」


「俺の部屋のほうがよかった?」


「そ、そういう問題じゃない!
て、ていうか……」


服着てよ……!!


それからお風呂から上がったあと。


『お風呂上がり、めちゃくちゃかわいい。
俺も入ってくる。部屋でまってて』


ポンポンと頭をなでられて、火照った頬がますます赤くなった私。

それに遥はふっと笑うとお風呂に向かった。


そして私はドライヤーを終わらせたあと、一人ベッドにうずくまっていた。


部屋でまっててって、なに?

いっしょに寝るってこと!?


た、たしかに彼氏彼女だから、そういうのは普通だとは思うけど!!


さっきたくさんしようとかなんとか言ってたから、そういうこと!?


私、なにして待ってたらいいの!?


心臓がドッドッドと暴れる中で、一人頭を抱えてあわあわしてたら。


「胡桃」


「ひゃあっ……!?」


「なーに。そんなにかわいい声出して。
襲ってほしいの?」


「ち、ちがいます……」


「ふはっ、敬語。
かわいー」


うしろから急に声かけられたら、誰だってびっくりするにきまって……って!?


「っ、て、な、なんで私の部屋に!?
ていうか、ふ、服着て!!」


バッとうしろを向くと、下はスウェットだけど、上半身は裸の遥がそこにいた。