「俺は気にしないけど」
「っ、わ、私が気にするの!」
彼氏の前では少しでもかわいくいたいって思うのが女の子、だから。
「じゃあ寝る前。
夜寝る前に、たくさんしような」
「っ、し、しない!」
もう今日は無理だよ……!
そんな気持ちを込めて首をふったのに。
「約束」
遥はクスッと笑って、私の手の甲にキスを降らせる。
「じゃあ、お皿洗っとくから、先にお風呂行ってきな」
なんてめちゃくちゃ楽しみと言わんばかりにキッチンに向かう。
「し、しないから……」
つくづく遥の声に弱い私から出た声は、掠れるくらい小さかった。



