むり、とまんない。



「ん、上手だよ。
もっと」

『舌、絡ませて』


私はこんなにいっぱいいっぱいなのに、遥は甘い甘い声で囁いて、首筋をつつーとなぞる。


「っ、ぁ……っ」


とたんに。

体の奥底が変に疼く感じがして、思わずビクッとしてしまう。


「っ、かわいい……」

「『すき。すきだよ』」


っ、そんなに何度も言わないで……っ。


漏れる声、唇が合わさる度に聞こえる水音。

そして、囁かれる“ 好き ”に耳が支配されたみたいにおかしくなるから。


「はっ、はるか……っ、」

「ん。ここまでかな」


もう、限界……っ。

瞬間。

我慢できずにぽろりと落ちた涙を見て、遥はとけた目をして、ふわっと目尻にキスを落とした。


「はぁ……っ、はぁ……」

「がんばったね。かわいかったよ」


シャツの中に潜り込んでいた手が抜かれて、後頭部をふわふわとなでられた。


「はるかっ……余裕、ありすぎだよ……っ」


私はこんなに呼吸が荒いのに、どうしてそんなに涼しい顔でいられるの……っ。


「そんなことない。
あまりにかわいい声だったから、もっと聞きたいって思ってがっついたし」


「か、かわいい声……」


「うん。
もうずっと聞いてたいくらい」

『それに、いっぱい気持ちよくさせてあげたいって思ったら、とまんなかった』


あとは顔、みたくて。


「っ〜!!」