むり、とまんない。



「っ、あ……ぅ、はるか……っ」


「うん?なに?」


「ち、近いし……っ」

「近いし?」
『好きって伝えたらもっと赤くなった。めちゃくちゃかわいい』


「ううっ……」


好き、とか、かわいい、とか。


そんなに何度も言わないで……。

どうしたらいいのか、わかんなくなるから。


ぶわっと顔がまた熱をもつのがわかって、思わず両手で顔を覆ったら、クスクスと笑う声が聞こえた。


「ごめん、ちょっといじわるした」


「っ、遥っ!!」


「だって、あまりに俺のこと、意識してますって顔するから、たまんなくって」

「っ……!」


「ねえ、そのかわいい顔。
隠さないで俺にだけ見せて?」


「っ、は、はずかしいから……」


「知ってる。
でもはずかしがってる胡桃はもっとかわいいから、すげえ好き」


そして。

「おねがい」と追い打ちをかけるように、顔を覆う手に、ふわっとキスが落ちてくる。


「『胡桃……』」

「ううっ……」


ハチが蜜に誘われるような、甘ったるい声。

全身が熱くて、心臓もバクバクしてる中で、

ゆっくりゆっくり顔をあげたら。