***
「ご、ごちそうさまでした……」
「ん。お粗末さまでした」
それからパパッと作ってくれた遥のメニューは。
「は、遥……こんなオシャレなの作れたんだ」
「べつに大したやつじゃないから」
でも私、こんなの作れないよ……?
ミートソース、なんだけど、カマンベールチーズやトマト、バジルものってて、見た目も味もパーフェクト。
あとは野菜たっぷりのスープもついて。
「な、なんか、お店で食べるやつみたいだった……」
「それは言いすぎ」
なんて言ってクスッと笑う。
『すっげえうれしい。胡桃にいろいろふるまえたらって、練習しといてよかった』
「っ……!」
練習って……。
胸がドキンと音をたてた。
固まる私に遥は、頬づえをついて、この世界のすべての甘さを煮つめたような目をして。
愛おしいと言わんばかりに、じっと見つめてくる。
「っ、わ、私も今度なにか作る……!」
「うん。楽しみにしてる」
っ、なんて顔してるの、遥……。
そんな嬉しいって、これ以上幸せなことなんてないって、喜んでるみたいな。
他の女の子には決して向けない、やわらかい笑顔で見つめられたら。
胸の奥がじわじわと熱をもって。
ドキドキ、するしかない。
「ご、ごちそうさまでした……」
「ん。お粗末さまでした」
それからパパッと作ってくれた遥のメニューは。
「は、遥……こんなオシャレなの作れたんだ」
「べつに大したやつじゃないから」
でも私、こんなの作れないよ……?
ミートソース、なんだけど、カマンベールチーズやトマト、バジルものってて、見た目も味もパーフェクト。
あとは野菜たっぷりのスープもついて。
「な、なんか、お店で食べるやつみたいだった……」
「それは言いすぎ」
なんて言ってクスッと笑う。
『すっげえうれしい。胡桃にいろいろふるまえたらって、練習しといてよかった』
「っ……!」
練習って……。
胸がドキンと音をたてた。
固まる私に遥は、頬づえをついて、この世界のすべての甘さを煮つめたような目をして。
愛おしいと言わんばかりに、じっと見つめてくる。
「っ、わ、私も今度なにか作る……!」
「うん。楽しみにしてる」
っ、なんて顔してるの、遥……。
そんな嬉しいって、これ以上幸せなことなんてないって、喜んでるみたいな。
他の女の子には決して向けない、やわらかい笑顔で見つめられたら。
胸の奥がじわじわと熱をもって。
ドキドキ、するしかない。



