話してみたかった?LINE交換?
全然話についていけない。
そしてそれは隣で一部始終を見ていた小松くんも同じのようで、ぽかんと口を開けたまま固まっていた。
「だめですか?」
「だ、ダメって言うか、なんで…」
なんで、よりによって私?人違いじゃなく?
あなたとLINE交換したい子なんて、他に腐るほどいるでしょ。ほら、隣でめちゃくちゃこっち睨んでる同じクラスの子とか。
「樹先輩と仲良くなりたいって、理由になりませんか?」
「っ、」
なに、この子…。
じっと見据えられてさすがに目を逸らしたところで、やっと小松くんが口を開いてくれた。


