「延輝…ここをでましょう」 延輝の枷を外し洞窟を出ると光に顔をしかめた。 「まぶしい蓬莱」 「外を見に行きましょう。もうここには戻らなくて良いのです」 延輝は不思議そうに頷いた。 天界の一角に宮を建て、そこに延輝と共に住むことにした。 「今日からここに住むのよ。延輝」 「わかった」 「まずは食事にしましょう」 侍女に食事を用意させると延輝が目を輝かせた。 「蓬莱。初めて見るものばかりだ。食べていいのか?」 「そうよ。好きなだけ食べていいの」 言うと嬉しそうに食事をする延輝。