言葉を知らず。 暗闇に捕らわれどこまでも孤独。 戦いの道具にされ、またここに繋がれる。 人を殺すことが当然のことのように思っているのだ。 延輝は何も知らないのだ。何も。 だからこそ私は延輝を助けなければならないと思い一番にここに来たのだ。 「蓬莱。なぜ泣く」 私の涙をぬぐう手は血に濡れていた。 「延輝…」 私がこの人にすべてを教えなければ…。喜怒哀楽を。生き方を。世界を。教えなければ…。