「白蘭!」 覚えていないのか?なぜ私を見ない。 月影がそんな私に対して声を荒げた。 「…お前がその名を呼ぶなっ」 あの月影が私のことを睨むことに驚いた。一瞬ためらった白蘭はもう家の中だ。 白蘭がいなくなると月影が私に向き直った。 「何をしに来た」 「月影、どうしてしまったんだ」 なぜ、そんなに変わった。前の穏やかな友は目の前から消えていた。 「どうした。だと?今更来て何をいうかと思えば…」 「白蘭はどうしてしまったんだ?まるで私のことを知らないようだった」