「わかった。心配しなくても大丈夫よ」 白蘭は笑った。 その笑顔を見てわたしは結界を貼ると天界へ急いで向かった。 久しぶりの天界だ。 兎月のことは心配ではあったが、今は事情を説明している暇はない。 記憶水晶の原石が置かれている間に向かう。 初めて来たが私の宮よりも豪華な門だな。 入ろうとすると、すぐに衛兵が止めにきた。 「ここは皇族以外立ち入り禁止です」 「私も皇族だが?」 いつもだったら黙って引き下がるが今日はそうはいかない。 衛兵は顔を見合わせるばかりだ。