私の声を聞くと天后が怒り狂い叫んだ。
「月影っ!!貴様だな!!よくも私を陥れたな!!」
味方が死に一人で喚くその姿はもう天界の絶対君主の天后ではない。
月影が口を開く前に天帝が法術で天后の言葉を奪った。
「黙れっ!我が龍の子に何を言う!!」
「っ!!」
口も開けず取り押さえられたまま天后は月影を睨んだ。
「罪人に言い渡す。この者は私利私欲を満たすため神官を使い天界の民を虐げ私腹を肥やした。そしてそれを長年、天帝である私に隠し通した。その罪の重さは万死に値する!」
月影や他の神達が見守る中判決は下された。
「明朝、大門にて斬首刑に処す!!」


