昨日あったことを木蓮さんに話す。
「なるほどなるほど。どんなことがあったのか知りたいと」
「そう」
「今まで住んでいて口付けはされた?」
「さ、されてない…」
「あー…なるほどなるほど」
「どういうこと?」
気になる白蘭が木蓮に詰め寄ると木蓮は真剣な面持ちで言った。
「非常にまずいわ…白蘭」
「どうして?」
「きっとあなた相当酒癖悪いのよ」
「ええっ」
「私は酒豪だから今までいろんな人と飲んできたわ…。感極まって泣き出したり攻撃的になったり、甘えたり」
一体、私は何をしてしまったんだろか。
白蘭は焦った。


