天空の姫Ⅱ ~二人の皇子に愛された娘~



昨日あったことを木蓮さんに話す。


「なるほどなるほど。どんなことがあったのか知りたいと」

「そう」

「今まで住んでいて口付けはされた?」

「さ、されてない…」

「あー…なるほどなるほど」

「どういうこと?」


気になる白蘭が木蓮に詰め寄ると木蓮は真剣な面持ちで言った。


「非常にまずいわ…白蘭」

「どうして?」

「きっとあなた相当酒癖悪いのよ」

「ええっ」

「私は酒豪だから今までいろんな人と飲んできたわ…。感極まって泣き出したり攻撃的になったり、甘えたり」


一体、私は何をしてしまったんだろか。


白蘭は焦った。