突然、家から白蘭が出てきてこちらに向かってきた。 紅蓮はそんな姿を見て慌てて木の陰に隠れた。 「紅蓮!いるんでしょう!?こんな夜中にどうしたの?」 「…」 会わない方がいい。 「紅蓮!雨が降っているのよ?どこにいるの?」 必死に探す白蘭の声を無視するも、あきらめる気配がない。 人間の身でありながら雨の中、自分を探す白蘭。 しばらくして、白蘭が一回くしゃみをしたところで紅蓮が折れた。 「…」 「紅蓮!やっぱりいた!」 姿を見せると、嬉しそうに駆け寄ってくる。