涙ながらに懇願するも魔帝は聴く耳を持たなかった。 「っ!蓬莱、逃げろ!」 「嫌よ!」 「…蓬莱。そなたに会えて私は幸せ者だ…言葉も感情も知らない私に蓬莱はたくさんのことを教えてくれたな」 「嫌っ!…離れないわっ!逃げるの!一緒に!」 「想いが通じ合えただけで私は満足だ」 盾はひび割れ、黒炎は延輝を飲み込んでいく。 「駄目!駄目よっ!ずっと一緒にいるって言ったじゃない!」 「…すまない。約束を守れそうにない」 キラキラと光が延輝を包み始めた。