●●● 手間を惜しむことは嫌いだった。なんでも全力を出したかった。 ファンの人に失礼だから。 死ぬ間際も、私は尽力したつもりだった。 けれどその手段を選ぶときは、「もういいや」と、半ば投げやりだった。 もっときちんと死亡例や、その具体例を調べておけば良かったと思う。そうすれば失敗しなかった。 ただただ、それがよくなかった。 要するに私の自殺は不完全に終わったのだ。何故なら──、