俺を信じろ〜財閥俺様御曹司とのニューヨークでの熱い夜

「亜紀に謝りたいんだ、僕は亜紀にキスをした」

「お前な、亜紀の気持ち考えなかったのか」

「なんか、どうする事も出来なくて理性を失った、すまない」

「亜紀が許しても俺はお前を許さない」

健は項垂れて何も言わずに黙っていた。

「とにかく、亜紀に謝れ」

「ああ、そのつもりだ、お前のマンションに行く」

「わかった」

そして、健は俺のマンションに現れた。

「亜紀、健がお前に謝りたいそうだ、部屋に入れてやってもいいか」

「健さんが?」

俺はインターホン越しに健に「入れ」と部屋へ招き入れた。

「亜紀、申し訳なかった、許してくれ」

健は深々と頭を下げた。

「健さん、頭を上げてください、私の方こそ取り乱して、大人げない態度をしてしまって、すみませんでした」

「何言ってるんだ、当たり前の反応だ、僕が悪かったよ、本当にすまなかった」

亜紀は健に近づき「これからも良き相談相手になってくださいね、よろしくお願いします」と頭を下げた。